2009年12月16日水曜日

あなたの記念日にお手製フラッグ 市名坂小6年生が作製

 仙台市泉区の市名坂小の6年生101人が「あなたの記念日」をテーマに300人以上の地域住民を取材、お礼に記念日を祝うための手製の旗を贈るユニーク な試みに取り組んでいる。18日には旗を取材先に届けながら地域をパレード。児童は「みんなが互いの記念日を祝う心温まる街にしたい」と張り切っている。

  試みは、芸術家と地域活動に取り組むことで豊かな感性をはぐくむのが狙い。トヨタ自動車が社会貢献の一環として2004年から毎年、各地の学校で主催して いる。今回、公募で選ばれた市名坂小には、中学・高校時代を仙台で過ごした現代美術家山本耕一郎さん(40)=茨城県石岡市=が派遣された。

 活動は11月末に始動した。山本さんの企画案に沿って児童は取材の協力を求めるチラシを作り、学区内の民家や商店に配布。了解が得られた人を再訪し、それぞれの記念日と思う日とその理由を聞いて回った。

 聞き取った内容は模造紙で作った月替わりの巨大カレンダー「まちカレ」にまとめ、住民300人以上の記念日が一目で分かるようにしている。
 暦に記された記念日は「子どもの誕生日」「店を開いた日」などさまざま。学年主任の鳩原淳子教諭は「子どもたちは取材を通じて、人生の奥深さやいろんな生き方があることを感じたようだ」と話す。

 今月3、4の両日は取材先に渡す魚のタイをイメージした「めでタイフラッグ」を作製。持ち寄った布に「祝」「めでたい」などと書き入れて色を塗り、竹ざおにくくりつけた。
 4人に取材したという嶺岸樹里さん(12)は「記念日に旗を飾ってもらいたい。それをみんなが祝うにぎやかな街になればいい」と期待する。

 18日は児童が取材先に旗と「まちカレ」の縮小版を届け、学区内を行進する。旗は玄関先などに随時掲げてもらう考えで、指導した山本さんは「地域に無数の旗がはためく光景はきっと心温まるはず。きずなを創出する素晴らしさを子どもたちに感じてもらいたい」と願う。

河北新報

面白い試みですね。